トップ > 茨城県取手市ってどこ?

茨城県取手市ってどこ?

常磐線利根川鉄橋
東京から北へ向かう列車のターミナル――JR上野駅からJR常磐(じょうばん)線の快速電車で約40分

全長1kmにおよぶ長い長い利根川鉄橋を渡ったところが、茨城県取手市です。
※日中に1時間/1本運転される「特別快速」を利用すれば、上野−取手の所要時間は約30分です。
利根川河川敷から取手市街を望む
取手市は茨城県の南に位置します。JR常磐線の茨城県内最初の停車駅がJR取手駅です。

JR取手駅の乗降客数は「つくばエクスプレス」の開業でやや減ったものの、東京のベッドタウンという事もあり、県庁所在地である水戸市のJR水戸駅を押さえて茨城県内第1位です。

これに、ディーゼル列車としては異例の頻繁運転(朝は1時間あたり片道10本)を行う「関東鉄道常総(じょうそう)線」の取手駅が加わります。
2005年に取手市の北隣りの北相馬郡・藤代(ふじしろ)町と合併し、人口が10万人を超えました。

古代の取手は遠浅の海岸に位置し、古くから人が住んでいました。市内に複数ある貝塚がその痕跡を
示しています。
平安時代は平将門(通称・相馬小次郎)の支配下となり、相馬二万石と呼ばれました。
取手市と合併した藤代町が属していた北相馬郡という地名に名残があります。
「相馬の馬追い」で有名な福島県相馬市よりも、取手の相馬の方が歴史的には古く、
茨城と福島の二つの相馬は歴史的に深い繋がりがあります。

江戸時代には水戸街道が整備され(明治以降は陸前浜街道。現在の国道6号線)、取手は宿場町として栄えました。その名残として、
旧・本陣(参勤交代の際、大名が宿泊した建物)が、指定文化財として取手駅近くに保存されています。

取手は、利根川の水運の河岸としても栄えましたが、1896(明治29)年に開通した日本鉄道土浦線
(国鉄→JR常磐線の前身)に交通の主役を奪われ衰退しました。

高度経済成長期には大規模な団地が開発され、取手は人口が大きく増加し、市制を施行しました。

1982(昭和57)年には、常磐線の取手駅までの複々線化が完成し、
朝と夜に限って、地下鉄千代田線の電車が乗り入れるようになりました。


JR取手駅 到着アナウンス(自動放送音声)を聴く 男声(mp3 約130kb) 女声(mp3 約120kb)






















戻る