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関東鉄道バス廃止路線の音 関東鉄道バス廃止路線

取手市コミュニティバス運行と引き換えに廃止された路線を

走行音と車内放送で振り返る

●関東鉄道常総線・戸頭駅前で発車を待つ、関東鉄道バス・取手市スポーツセンター経由の取手駅西口行き
もうこれで、戸頭駅に関東鉄道バスが乗り入れることはないのでしょうか…


取手市コミュニティバス運行開始に伴い、取手市内を走る関東鉄道バスの2路線が廃止されました。
廃止の理由としては、推測ですが、廃止されたバス路線は乗客が少なく、また運行を開始するコミュニティバスが廃止されるバス路線中の大半のバス停をカバーするため、コミュニティバスの運行で代替が可能と判断されたためと思われます。
今回の関東鉄道バス2路線の廃止に合わせて、取手市コミュニティバスに引き継がれるバス停の名称変更も行われました。

しかし、これまで路線バスによって取手駅に直結されていた地域が、「一筆書き」のように遠回りし、かつ戸頭地区ではコミュニティバス相互または関東鉄道常総線に乗り換えないと取手駅へ行けない事から、不便を強いられる可能性もあります。全線100円均一という低廉な運賃によってバス運賃の大幅な値下げにはなりました。しかし、取手市コミュニティバスの運転本数の少なさから、バスの本数自体が大きく減便に繋がってしまっている地域もあり、今後の課題といえそうです。

関東鉄道バス 取手駅西口 〜 取手スポーツセンター 〜 戸頭公園前 〜 戸頭駅
関東鉄道バス写真
拡大して見る(サイズ:約80KB )
廃止路線バスの音[1]

関東鉄道バス
取手駅→戸頭駅

車種:左写真のバスで録音しました。

走行音+全車内放送音
(音声:mp3、2.73MB 、約6分)
取手駅から常総ふれあい道路を経由して戸頭駅までを結ぶ路線でした。1990年の「取手市グリーンスポーツセンター」の開館に合わせて運行を開始したものと思われます。1日8往復(さらに夜間に取手スポーツセンター → 取手駅西口の区間便1本あり。この区間便は取手市コミュニティバスにも引き継がれています)という本数も、ほぼ変わりなかったと思われます。
なお、一時期、取手市が関東鉄道バスに補助金を出して走らせた、戸頭駅からグリーンスポーツセンターへ至る循環バスがありましたが、利用客が伸びずに早々に廃止されています。
今回の廃止によって、関東鉄道常総線戸頭駅前に乗り入れる関東鉄道路線バスは姿を消しました。
関東鉄道バス 取手駅西口 〜キャノン前 〜 野々井 〜 稲戸井 〜 守谷駅東口
関東鉄道バス写真
拡大してみる(サイズ:約80KB )
廃止路線バスの音[2]

関東鉄道バス
取手駅→守谷駅

車種:左写真のバスで録音しました。

走行音+全車内放送音
(音声:mp3、2.76MB 、約6分)
元々は水海道駅までの路線でしたが、後年守谷駅までに短縮されました。いばらき交通博物館様のサイトによると、1984年当時は水海道方面12本・取手方面11本(平日ダイヤ)の運転がありました。最晩年は朝と夕方を中心に、守谷方面5本・取手方面4本(全便土曜休日運休)となっていました。
戸頭駅前の国道294号線を通りながら、戸頭駅前には乗り入れず、国道上にバス停も無く、鉄道駅を素通りする風変わりな運行ルートでした。
一方、つくばエクスプレスの開業に合わせて、新規開業した、つくばみらい市経由の「取手―守谷」のバスが(茨城県にしては)高頻度の20分間隔で運行されるており、ルートの守谷寄りが、この廃止路線と重複しています。

取手市コミュニティバスの運転開始により廃止された関東鉄道バスの路線図

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